自己肯定感・自尊心を高める3つの方法、習慣【事例あり】
- 2020年3月26日
自己肯定感の簡単な意味は「自己を肯定する」「自分を認めてあげる」こと。まずはあなたの「自己肯定感」はどのくらい高いのか考えてみましょう。
「自分を肯定したこと、あったかな…」
「他の人から指摘されると、自信をなくしやすい…」
「そもそも、自分の自己肯定感を高めるやり方がわからない」
このように、自己肯定感や自尊心という言葉に壁を感じている方もいらっしゃるかもしれません。でも自己肯定感を上げることで得られるメリットは、たくさんあります。毎日を明るく過ごしていただくためにも、この記事で自己肯定感・自尊心を高める方法をご紹介します。
この記事は心理カウンセリングルーム「Ribirthheart(リバースハート)」でカウンセリングを行っている岸田こうじが、次の3つについてお伝えします。
- 1. 自己肯定感や自尊心を高める方法や習慣
- 2. 自己肯定感を高めて、症例が改善されたお客様の声
- 3. カウンセリングを続けることの意味
私は自分に自信がないというお客様を、脳機能の観点に着目して薬に頼ることのない改善サポートをしてきました。
- ・自然と自分に自信が持てるようになる
- ・根本的に不安な感情が生まれにくなる
- ・人生をシンプルな思考で生きられる
もし、あなたもこの記事を読んで「自分を変えたい! 」と思われた方は、“負の感情”から開放される7日間無料メール講座で自分自身と向き合うことから始めていきましょう。
【前提】自己肯定感・自尊心とは?
さて、ではまず自己肯定感と自尊心の意味についてご説明します。
「自己肯定感」は自分で自分を評価することで、自分自身を大切だと認める気持ちのこと。自分の良いところも弱いところも、前向きに受け止める気持ちです。
自己肯定感が高いと、希望や自信に満ちあふれます。反対に自己肯定感が低いと、物事をあきらめやすくやる気が出にくくなります。
また「自尊心」とは、自分の存在を感じる気持ちのこと。自分と他人からの評価を合わせて自分のことを大切に思う気持ちです。自分で自分を評価する自己肯定感と、他人が自分を評価する「自己有用感」が合わさったものが自尊心だと考えましょう。
自尊心が高い人は、人に流されづらく責任感が強い人が多いです。反対に自尊心が低い人は、周りからの評価を気にしやすく自分に自信が持てない人が多いのです。
自己認識を変えて自己肯定感を高めよう
まず自己肯定感を高めるには「自己認識を変える」ことが必要です。自己認識を変えないと、生まれてくる気持ちは変わりません。でも自己認識をいきなり変えるのは、とても難しいです。今までの自分をガラリと変える必要もありますからね。
そもそも自己認識とは「自分がどんな人間かを把握する」こと。まずは何かが出来る、出来ないに関わらず、自分の良い部分、弱い部分を含めて自分の「存在そのもの」を認めるのです。
自己肯定感が低い人は、自分の出来ていない事ばかりに目が行くので、自分を低く評価しています。周りと比べて少しでも気になるところがあると、そこに意識を集中しやすいからです。そのため、良い部分を注目しなくなってしまいます。
「私は何をやっても失敗ばかり、ダメな人間かも」
「周りから評価されない…私なんて価値がないのかも」
「あの人はできるのに、どうして私は全然できないの…」
自己肯定感が低い人は、このように落ち込みやすいです。
では、「ありのままの自分を受け入れている人」「自分には価値があると思っている人」の特徴を考えてみましょう。このような人は自分を過小評価していません。そして、自分の存在自体を否定したりはしていません。だから困難にぶち当たっても、結果を受けとめて解決策をすぐに探せるのです。
「失敗しちゃった。原因を見つけて次にやるべき行動を考えよう」
「周りが評価しなくても、私が頑張ってきたことは自分がよくわかっている」
「人とは比べない。私には強みがあるし、やりたいことがあるんだ! 」
このように自分の存在を否定せず、常に自分を肯定的に見ているので、マイナスな気持ちを引きずらずに次の行動に移せます。自分に肯定的な自己認識に変化すると、その結果自己肯定感は上がります。そうすると自動的に思考パターンも自分に肯定的な思考パターンになるのです。
【本題】自己肯定感を高める方法、習慣
さてここからは、私が伝えたかった本題である、自己肯定感を高める方法や習慣についてお話します。
先ほど「自己認識を変えること」が必要だとお話したとおり、ここでは自己認識を変えて自己肯定感を高める方法を3つご紹介します。
その1.ネガティブ発言を控えて、ポジティブ発言を習慣にする
ポジティブ発言を繰り返し、習慣化することで、プラスの思考ができるようになります。そうすることで自然と自己肯定感が高まります。
自分が発する言葉は、想像以上に自分の脳に影響を与えるもの。プラスの言葉を発すれば気持ちが明るくなり喜びを感じます。しかしマイナスの言葉を発し続けると気持ちが沈み、やる気が起きなくなってしまいます。
たとえば「部屋にあるものについてネガティブな発言を3分間続けてみましょう」と言われたとします。頭の中では嫌なことばかり浮かんできますよね。さらにその言葉を口に出すと、聞いている自分も言葉にしている自分も嫌になってきませんか?
今度はプラスの発言を続け、習慣化してみましょう。最初はぎこちなく感じるかもしれません。ポジティブな発言をしても、「こんなことやって意味あるの?」なんて、それを打ち消すようなネガティブな言葉が頭に浮かぶかもしれません。
なぜなら、自分の無意識の思考と合致していないので、納得できないからです。
例えば、あなたがある人の事を「とても優しい人だ」と思っていたとします。
友人と話をしていて、友人から「あの人はとても優しい人ですよね」と言われたら「そうそう」って納得しますよね?
でも、違う友人から「あの人は全然優しくないよね」って言われたらどうですか?「そんな事ないよ!」って思いそうじゃないですか?
これはなぜ起こるか?というと自分の無意識の思考に合致しているか、合致していないかってことですよね。
これはポジティブな発言をした時も一緒です。
ポジティブな発言をしたときに、ネガティブな打消しが浮かんでくるという事は、今のあなたの無意識にはネガティブな思考が習慣化されているので、納得感がないという事です。
でも、これを習慣化することで、無意識に物事をプラス方向に考えられるようになります。そうすることで自分や他人の良いところに気がつくようになります。やがて「自分には価値がある」と考えはじめ、自然と明るい気持ちで日常を過ごせるようになるのです。
その2.他人を気にせず、自分の気持ちに素直に行動する
自分の気持ちに正直な人は、他人を気にしないので自己肯定感が高いです。反対に自己肯定感が低い人は、他人の目や意見を気にしてしまうので、自分の気持ちを閉ざしてしまいがち。自己肯定感が高い人は、次のような場面でも自分の気持ちを第一に考え行動できます。
- ・会議で上司から意見を求められたとき、自分の意見を自信を持って発言できる。
- ・店員から服をたくさん勧められても、自分が着たいと思った服だけを買うことができる。
- ・友人や恋人と食事に出かけたときに、遠慮せずに自分が食べたいものを注文できる。
どんな人でも他人の目や意見ばかりを気にしてしまうと、自由に行動できず苦しくなります。自分の気持ちを行動に表したとき、最初は相手の反応を怖く感じるかもしれません。それでも1歩前進できたときは、出来たという事実だけを認めましょう。
自由に行動すること、好きなことをするのが当たり前に感じられるようになったら、自己肯定感が高まりはじめた証拠です。自分に正直になることで、あなたの存在を認めることとつながっているのですから。
他人ではなく自分の気持ちに素直に生きること。これが自己肯定感を高めるうえで必要なことなのです。
その3. 自己肯定感が高い人と意識的につながりを持つようにする
自己肯定感が高い人と意識的に関わることも、自己肯定感を高めるために大切です。人は周りの雰囲気やエネルギーから多かれ少なかれ影響を受けるもの。
そこで自己肯定感が高い人と関わる機会を増やすことで、その人からプラスのエネルギーを受け続けられます。それによって自己肯定感が高まり、マイナスのエネルギーに打たれ強くなります。
あなたの周りには、次のような自己肯定感が高い人はいますか?
- ・いつも明るく、自信に満ち溢れている人
- ・どんな仕事でも積極的にこなす人
- ・マイナス発言をしないムードメーカー的な人
- ・充実した生活を送っている健康な人
など
このような人がいれば、その人と話したり食事に行くなどして積極的に関わってみましょう。もちろん、無理にやらなくても大丈夫。できれば物理的に近くにいるようにしてみましょう。長い間一緒にいる、彼氏彼女や夫婦は似てくるなんて話を聴いたことはありませんか?物理的に近くにいるとその人の影響を受けやすくなります。
なかには自己肯定感が高い人と関わることが難しい方もいらっしゃるかもしれません。そのような場合は動画やブログを利用しましょう。そこには、引きこもりなどの精神的な悩みを克服して活躍している人がたくさんいます。
このような自己肯定感が高い人たちとつながるだけでも、あなたの自己肯定感を高める一歩となります。
【コラム】日本人は自己肯定感が低い?
ここまでご覧になって「他の人の自己肯定感は高いのかな? 」「自己肯定感が高い人はどれくらいいるのだろう」と、気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで日本政府が実施したアンケートをご紹介します。日本は7か国の先進国(日本・韓国・アメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・スウェーデン)の10代・20代の若者を対象に自己肯定感に関するアンケートを実施。
そのアンケートの中から、著しい結果が出た4つの項目をご紹介します。
その1.自分自身に満足しているか?
自分自身に満足していると回答した日本人の割合は5割弱で、諸外国の中で最も低い結果となりました。
その2.自分には長所があるか?
自分には長所があると回答した割合は7割弱で、こちらも諸外国の中で日本が最も低いことがわかりました。
その3.自分について誇りを持っているものは?
「やさしさ」「まじめ」を誇りにあげる人が多いものの、すべての項目で諸外国の平均を下回る結果となりました。
これらの結果から、政府や専門家は日本の子どもたちの自己肯定感が低い傾向があるのではないかと推測しています。
日本では少子化の影響を受けて、子どもたちの教育や育成に対して強い関心を持っています。また自己肯定感の低さは子どもに限ったことではありません。長時間労働や格差社会などの問題から、自信を失っている大人も多いだろうと考える専門家も少なくないのです。
参照元:平成26年版子ども・若者白書(全体版)特集 1 自己認識
【事例】自己肯定感が高まりました
自己肯定感を高める方法に触れて、「実際に自己肯定感を高めた人の変化が知りたい」と気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは実際に私のカウンセリングを受けたお客様の体験談を2つご紹介します。
カウンセリングを迷われている方は参考にしてみてください。
体験談1. 「やりたいことが実行できて、生活習慣や体調も改善」
T様 30代女性(4ヶ月コース)
- ・以前はどんなお悩みがありましたか?
以前は、自信がない、他人に嫌われるのが怖い、いつも疲れている、寝すぎてしまうなどが悩みでした。
- ・具体的にどのような効果がありましたか?
「自信がある・ない」にとらわれなくなり、やりたいと思ったことが実行できるようになりました。肩が軽くなり、寝すぎることも減りました。
- ・セッションを受けていなかったらどうなっていましたか?
セッションを受けていなかったら、今でもきっと、自信がないままで、相変わらず肩が重くて寝すぎていたと思います。
- ・迷っている方へ一言お願いします。
考え方が変わると行動が変わります。私は、セッションを受けてそれを実感できたので、迷っている方こそ、ぜひセッションを受けてみてほしいです。
体験談2.「岸田さんの丁寧なカウンセリングで人間関係も体調も改善しました」
I様 30代女性(6ヶ月コース)
- ・以前はどんなお悩みがありましたか?
人前ではニコニコしていましたが、不安な感情がとても大きくて自分に自信がなくて、他人の目を気にしすぎて疲れてしまっていました。さらに「不眠でもう限界」と思って先生にお願いしました。
- ・具体的にどのような効果がありましたか?
他人の目を気にすることなく「私は私だからいいんだ」って思えるようになりました。夜もバッチリ寝られてます! 周りで落ち込んでいる人にもアドバイスしちゃうくらい自分の物にしたって感じです^ ^
- ・セッションを受けていなかったらどうなっていましたか?
心身ともにボロボロになりながら色々な方法を探し回っていたと思います。
- ・迷っている方へ一言お願いします。
私の場合は通い出して2ヶ月後ぐらいのときにふと振り返ると「あっ変わってきた」という実感が出てきました。「じわじわくる」って感じです。でもくじけそうな時もたくさんありました。私はくじけそうなときや、不安なときはメールサポートをたくさん利用しました。
その都度先生は丁寧にサポートをして下さいました。私は周りの知り合いにも岸田先生を薦めています。それぐらい信頼できます。私でも変われました。他の方も変われるはずです。
迷っているなら是非やってみてほしいと思います。
「他の体験談も詳しく読みたい! 」という方は、リバースハート 体験談もご覧ください。あなたの悩みや境遇に近い方の体験談があるかもしれません。
【実話】私、岸田自身の話
ここまでご覧になって「本当に私でも自己肯定感を高めて変われるのか心配…」と感じてしまう方もいらっしゃるかもしれません。悩みを抱えている方が、これまでの考え方をいきなり変えることに抵抗を感じるのは珍しくありません。
過去の私も自分に自信がなく、生きることに疲れを感じたことがたくさんありました…。
人生を諦めようと行動したこともたくさんあります。でも、何もできなくて自分を責めていました。自己啓発本をたくさん読んだりポジティブシンキングを無理やり試したりも。でも効果は実感できませんでした。
ついに「こんな自分は嫌だ、一人では何もできない」と自暴自棄になっていたところ、脳機能に特化した心理カウンセリングと出会いました。そこでうつになる理由や自分に自信が持てない原因がわかったのです。
そこで「カウセリングで得たことを実践し続ければ、私は改善できる」と自信が持てるようになりました。私はこのカウンセリングで救われたのです。
もし、このカウンセリングを途中でやめていたら、私はずっと変われていなかったでしょう。「もう一生、この苦しみからは抜け出せないんだ」と諦めて、また同じ暗闇の中をさまよっていたと思います。
私はどんな人でも、繰り返して習慣にすれば変われると思っています。たった1回のカウンセリングでは、生きやすい習慣に変わるのは難しいです。そして、自分を客観的に見ることはとても難しいです。
だから長期的にカウンセリングを繰り返しながら、カウンセラーと一緒に改善をすることが大切なのです。
もちろん、どんなに小さなことでもいいのです。考え方を変えると、人生が少しずつ変わっていきます。自分ではその変化を実感しづらいかもしれません。でも着実に変わっています。小さな成功や変化を積み重ねていくことで、それはやがて大きな自信に変わるでしょう。
そして改善は多くのテクニックを使うより、うつ病や生きづらさを生み出す根底にアプローチをして、実践した方がやることは少なくてすみます。薬や自己啓発本では治らなかった症状でも、脳機能に特化した私のカウンセリングであなたを良い方向に導けるでしょう。
【まとめ】自己肯定感を高める方法
いかがでしたか。この記事では自己肯定感を高める方法について、次の2つをご紹介しました。
- ・自己認識を変えることで自己肯定感を高めることができる
- ・自己肯定感を高める方法は3つ。
「ネガティブ発言を控えて、ポジティブ発言を習慣にする」
「他人を気にせず、自分の気持ちに素直に行動する」
「自己肯定感が高い人と意識的につながりを持つようにする」
これらをすべて覚えて一気にやらなくても大丈夫です。あなたが続けられそうなこと、興味を持ったことからでいいので、少しずつ始めていきましょう。もちろん疲れたり、忙しいときは無理にやらなくて構いません。
大切なのは継続すること。「継続できるか自信がない」と感じた方でも大丈夫です。改善することを目指して私と一緒に続けていきましょう。
カウンセリングについて気になった方は、まずは「7日間無料メール講座」を受講してみてください。「新しい自分に変われるかも」「今まで知らなかった、新しい気づきを発見したい」と思われた方は、ぜひ体験カウンセリングを検討してみてください。